こんにちは。
今回は、2026年度・4歳児9月の月案についてまとめました。
9月は、まだ残暑が続く一方で、少しずつ秋の気配を感じられるようになる時期です。
夏の遊びや経験を振り返りながら、友だちとの関わりを深めたり、戸外で体を動かしたり、秋の自然に興味を持ったりする活動を取り入れていきたいですね。
また、運動会などの行事がある園では、みんなで一つの目標に向かって取り組む機会も増えてきます。
4歳児は、「自分でやってみたい」という気持ちが強くなる一方、友だちとの意見の違いからトラブルになることもあります。
そのため、結果だけを求めるのではなく、友だちと考えたり、試したり、協力したりする過程を大切にした保育を意識していきましょう。
4歳児・9月の子どもの姿
- 夏の遊びや家庭での経験を友だちや保育者に話そうとする
- 自分でできることが増え、生活の中で主体的に行動する
- 友だちと一緒に遊ぶことを楽しむ
- 自分の思いや考えを言葉で伝えようとする
- 友だちと意見が合わず、言い合いになることがある
- ルールのある遊びを楽しむ
- 運動会などの行事に興味を持つ
- かけっこやダンスなど、体を動かすことを楽しむ
- 夏から秋への自然の変化に気づく
- 虫や草花、木の実などに興味を持つ
4歳児は、友だちと一緒に遊びを進める力が育ってくる一方、自分の思いを優先してしまう姿も見られます。
「自分はこうしたい」「○○ちゃんはどう思う?」と、お互いの思いに気づけるような関わりを大切にしていきましょう。
4歳児・9月の月案
ねらい【養護】
- 夏の疲れに配慮し、健康に過ごす
- 気温や体調に合わせて衣服を調節する
- 汗をかいたら自分で拭いたり、着替えたりしようとする
- 十分な休息や水分補給を取りながら、快適に過ごす
- 保育者に見守られている安心感を持ち、自分らしく過ごす
- 自分の気持ちを安心して表現する
9月は朝晩と日中の気温差が大きくなってくるため、子どもの体調を丁寧に観察することが大切です。
ねらい【教育】
- 夏から秋への自然の変化に気づき、興味を持つ
- 戸外で思い切り体を動かすことを楽しむ
- 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう
- 友だちと共通の目的を持って活動する
- 自分の思いや考えを言葉で伝える
- 相手の話を聞こうとする
- ルールのある遊びを楽しむ
- 運動会などの行事に期待を持って取り組む
- 身近な自然物を使った製作を楽しむ
4歳児・9月の内容
健康
- 戸外でかけっこや鬼ごっこなどを楽しみ、全身を使って遊ぶ
- 気温や体調に合わせて休息や水分補給を行う
- 汗をかいたときには、自分で汗を拭いたり着替えたりする
- 生活の流れを見通し、自分で次の行動を考えようとする
人間関係
- 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう
- 共通の目的に向かって協力する
- 自分と友だちの考え方の違いに気づく
- 遊びの中で簡単なルールを守ろうとする
- トラブルの際に、自分の思いを言葉で伝えようとする
環境
- 夏から秋への自然の変化に気づく
- 草花や虫、木の実などに興味を持つ
- 見つけた自然物を観察したり、図鑑で調べたりする
- 身近な植物の成長や変化に関心を持つ
言葉
- 夏休みや家庭で経験したことを友だちに話す
- 自分の思いや考えを言葉で伝える
- 友だちの話に興味を持って聞く
- 遊びの中で必要な言葉を使ってやり取りする
表現
- 音楽に合わせて体を動かすことを楽しむ
- 自分なりのイメージを絵や製作で表現する
- 秋の自然物を使った製作を楽しむ
- 運動会に向けて、友だちと一緒に表現する楽しさを味わう
4歳児・9月の環境構成
- 子どもが自分で衣服や持ち物を出し入れできるよう収納を整える
- 水分補給をしやすい環境を作る
- 戸外活動では日陰や休息できる場所を確保する
- 秋の自然に触れられるよう、散歩や戸外遊びの機会を作る
- 虫や植物を観察できるよう、図鑑や虫眼鏡などを用意する
- 木の実や葉などを使って製作できるコーナーを設ける
- 子ども同士で話し合えるスペースを作る
- ルールのある遊びを楽しめるよう、必要な道具を準備する
- 運動会に向けて、子どもが意欲を持って取り組める環境を整える
特に4歳児では、保育者がすべて準備するのではなく、**「子ども自身が考えて動ける環境」**を意識することがポイントです。
保育者の援助・配慮
- 子どもが自分で考えて行動しようとする姿を見守る
- すぐに答えを教えず、子ども自身が考える時間を大切にする
- 友だちとのトラブルでは、双方の思いを聞く
- 自分の思いを言葉にできるよう援助する
- 相手の気持ちにも気づけるような言葉をかける
- 「できた・できない」だけではなく、取り組んだ過程を認める
- 運動会などへの参加を無理強いせず、一人ひとりの気持ちを受け止める
- 苦手な活動にも安心して挑戦できるよう、個別に援助する
- 秋の自然に対する子どもの「なぜ?」「どうして?」を大切にする
予想される子どもの姿
- 「先生、セミがいなくなったよ」と季節の変化に気づく
- 落ち葉や木の実を集めて遊ぶ
- 虫を見つけて友だちと観察する
- 「一緒にやろう」と友だちを誘う
- 遊びのルールを自分たちで決めようとする
- 意見が合わず、友だちとぶつかる
- 「私はこうしたい」と自分の思いを伝える
- 運動会の活動を楽しみにする
- うまくできないことに悔しさを感じる
- 友だちに応援されて再び挑戦しようとする
- 自分たちで考えた遊びを発展させる
4歳児・9月の家庭との連携
9月は夏の疲れや寒暖差によって体調を崩しやすい時期です。
家庭と園で子どもの体調を共有しながら、無理なく生活リズムを整えていきましょう。
保護者への伝達・お願い
- 睡眠や食事など、生活リズムを整えてもらう
- 汗をかいたときに着替えられるよう、着替えを多めに用意してもらう
- 気温に合わせて衣服を調整できるよう準備する
- 戸外活動や運動会に向けた活動の様子を伝える
- 子どもが頑張っていることや楽しんでいることを具体的に伝える
- 運動会では結果だけでなく、取り組んできた過程も大切にしていることを伝える
職員間の連携
- 子ども一人ひとりの体調や生活リズムを共有する
- 運動会に向けた活動内容や役割を確認する
- 子どもの得意・不得意を共有し、適切な援助につなげる
- 友だち同士のトラブルについて、対応方法を職員間で共有する
- 子ども主体の活動になるよう、保育者の関わり方を確認する
4歳児・9月の健康・安全・衛生
- 戸外活動前後の水分補給を行う
- 残暑が厳しい日は活動時間や場所を調整する
- 子どもの顔色や疲れ具合をこまめに確認する
- 運動前には準備運動を行う
- 運動遊びの際は、十分な活動スペースを確保する
- 虫刺されや植物によるけがなどにも注意する
- 散歩時の交通安全について繰り返し確認する
- 防災訓練では、子どもが安心して参加できるよう分かりやすく伝える
4歳児・9月の食育
- 秋の旬の食材に興味を持つ
- 食材の色や形、香りなどに関心を持つ
- 食事を作ってくれる人への感謝の気持ちを持つ
- 友だちと一緒に楽しく食事をする
- 食べられる量を考えながら、自分で食事を進める
9月は、さつまいも、きのこ、梨、ぶどうなど、秋を感じられる食材が増えてきます。
実物を見たり、絵本で紹介したりすることで、食への興味につなげることができます。
4歳児・9月のおすすめ活動
運動遊び
- かけっこ
- 鬼ごっこ
- リレー
- サーキット遊び
- ボール遊び
- 縄跳び
- ダンス
秋の自然遊び
- 落ち葉集め
- 木の実探し
- 虫探し
- 自然物の色・形比べ
- 秋の自然ビンゴ
- 図鑑を使った観察
製作
- とんぼ製作
- ぶどう製作
- きのこ製作
- 落ち葉アート
- 敬老の日のプレゼント
- お月見製作
4歳児・9月におすすめの絵本
9月は、秋の自然や十五夜、敬老の日など、季節を感じられる絵本を取り入れるのもおすすめです。
- とんぼ
- おつきみ
- だんご
- どんぐり
- さつまいも
- 秋の虫
- 敬老の日に関連する絵本
子どもが興味を持ったテーマから、散歩や製作、図鑑調べなどの活動へ発展させていくと、より主体的な遊びにつながります。
4歳児・9月の月案で大切にしたいこと
9月は、行事があることで「練習」に意識が向きやすい時期です。
しかし、4歳児の保育では、「上手にできること」だけを目標にしないことが大切です。
「どうしたらもっと楽しくなるかな?」
「みんなでどうしたらできるかな?」
「○○ちゃんはどうしたい?」
と、子ども自身が考える機会を作っていきましょう。
友だちと意見がぶつかったときも、単に「仲良くしよう」と終わらせるのではなく、
「私はこう思う」「○○ちゃんはこう思っている」
と、それぞれの気持ちに気づけるよう援助していきます。
また、秋の自然との出会いも大切にしたい時期です。
散歩中に見つけた小さな変化をきっかけに、子どもたちの「もっと知りたい」という気持ちを引き出していきましょう。
まとめ
2026年度・4歳児9月の月案では、
- 夏の疲れに配慮して健康に過ごす
- 自分で考えて生活する
- 友だちとの関わりを深める
- 共通の目的に向かって協力する
- 自分の思いを言葉で伝える
- 秋の自然に興味を持つ
- 運動遊びを楽しむ
- 行事への取り組みを楽しむ
- 一人ひとりの「やってみたい」を大切にする
ことを意識していきたいですね。
4歳児は、友だちとの関わりがどんどん深まり、遊びも大きく発展していく時期です。
保育者が答えを与えすぎるのではなく、子どもたちが考え、話し合い、試してみる時間を大切にしていきましょう。
※月案は園の方針、地域の気候、年間指導計画、子ども一人ひとりの発達や実態に合わせて調整してください。


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