こんにちは。
今回は、2026年度(令和8年度)5歳児・9月の月案について紹介します。
9月は、まだ暑さが残る一方で、少しずつ秋の自然を感じられるようになる時期です。
5歳児は、これまでの経験を生かして、自分で考えて行動したり、友だちと相談しながら遊びや活動を進めたりする姿が増えてきます。
また、運動会などの大きな行事を経験する中で、**「みんなで力を合わせる」「最後まで頑張る」「自分たちで考える」**といった経験を大切にしたい時期です。
この記事では、2026年度の5歳児9月の月案に活用できる文例をまとめました。
※月案は園の方針や子どもの実態に合わせて調整してください。
5歳児・9月の保育のポイント
9月は、夏の疲れが残っている子どももいるため、一人ひとりの体調を丁寧に見ながら活動を進めていきます。
気温や湿度に合わせて戸外活動の時間や内容を調整し、十分な休息や水分補給を取り入れましょう。
また、運動会などの行事がある場合には、練習だけを目的にするのではなく、子ども自身が「やってみたい」「こうしたい」と考えられるような関わりを大切にします。
5歳児は、友だちと意見を出し合いながら活動を進める力も育ってくる時期です。
保育者がすべてを決めるのではなく、子どもたちのアイデアを取り入れながら、主体的に活動できる環境を整えていきましょう。
5歳児・9月の月案「ねらい」
養護
- 夏の疲れや季節の変化に気付き、健康に過ごす。
- 自分の体調や気持ちを保育者に伝えながら、安心して生活する。
- 戸外活動や運動後には十分な休息をとり、心身の健康を保つ。
教育
- 秋への季節の変化に興味を持ち、自然に触れて遊ぶ。
- 友だちと共通の目的を持ち、考えや意見を出し合いながら活動する。
- 運動会などの行事に期待を持ち、自分なりの目標を持って取り組む。
- 体を十分に動かし、さまざまな運動遊びを楽しむ。
- 自分でできることは自分で行い、見通しを持って生活する。
- 友だちの考えを聞き、自分の思いも言葉で伝えながら遊びを進める。
- 身近な自然の変化に気付き、調べたり試したりすることを楽しむ。
5歳児・9月の月案「内容」
健康
- 気温や体調に合わせて衣服の調節や水分補給を行う。
- 戸外で思い切り体を動かし、走る・跳ぶ・投げるなどの運動を楽しむ。
- 運動後は汗を拭いたり休息をとったりしながら、自分の健康に関心を持つ。
- 身の回りのことを自分で考えて行動する。
人間関係
- 友だちと共通の目的を持ち、協力して活動する。
- 自分とは異なる友だちの考えにも耳を傾ける。
- 意見が合わないときには、話し合いながら解決しようとする。
- 友だちと力を合わせて活動する楽しさや達成感を味わう。
環境
- 夏から秋への自然の変化に気付く。
- 草花や木の実、虫などに興味を持ち、観察したり調べたりする。
- 季節の行事や風習に興味を持つ。
- 運動会に向けて必要なものや進め方について考える。
言葉
- 自分の経験や考えを相手に分かるように話す。
- 友だちの話を最後まで聞こうとする。
- 話し合いの中で、自分の意見を伝えたり相手の意見を聞いたりする。
- 絵本や物語を楽しみ、感じたことを言葉で表現する。
表現
- 音楽やリズムに合わせて体を動かす。
- 友だちと一緒に表現する楽しさを味わう。
- 秋の自然をテーマにした製作を楽しむ。
- 楽器や歌などを通して、自分なりに表現する。
5歳児・9月の月案「環境構成」
- 1日の流れを分かりやすく掲示し、子ども自身が見通しを持って行動できるようにする。
- 秋の自然に触れられるよう、園庭や散歩先で自然観察をする機会をつくる。
- 図鑑や絵本などを用意し、子どもが興味を持ったことを自分で調べられるようにする。
- 友だちと相談しながら遊びを進められるスペースを用意する。
- 運動遊びでは、安全に十分配慮しながら、挑戦できる環境を整える。
- 子どもたちのアイデアや意見を取り入れ、活動に反映できるようにする。
保育者の援助・配慮
- 夏の疲れや体調の変化を見逃さず、一人ひとりの様子を丁寧に把握する。
- 「できた・できない」だけで評価せず、挑戦する過程を認める。
- 子ども同士の話し合いを見守り、必要な場合のみ仲立ちする。
- 子ども自身が考えて行動できるよう、すぐに答えを教えず見守る。
- 運動会などの行事では、練習を一方的に進めるのではなく、子どもの意見やアイデアを取り入れる。
- 苦手なことに取り組む子どもには、無理をさせず、一人ひとりのペースを大切にする。
- 「どうしたい?」「どうしたらできそう?」など、子どもが考えられる声かけを意識する。
予想される子どもの姿
- 夏の生活を終え、少しずつ園生活のリズムを取り戻す。
- 友だちと誘い合いながら遊びを進める。
- 運動会に期待を持ち、練習や準備に意欲的に取り組む。
- 友だちと意見がぶつかることもあるが、話し合って解決しようとする。
- 秋の草花や虫などに興味を持ち、観察や発見を楽しむ。
- 「もっとこうしたい」と自分の考えを伝える姿が増える。
- 難しいことにも繰り返し挑戦し、できた喜びを味わう。
健康・安全・衛生
9月は残暑が続くこともあるため、引き続き熱中症対策を行います。
- 活動前後の水分補給
- 気温や湿度に応じた活動時間の調整
- 十分な休息
- 汗をかいたときの着替え
- 手洗い・うがいなどの衛生習慣
- 戸外活動時の安全確認
などを意識しましょう。
特に運動会の練習では、子どもが夢中になることで疲れに気付きにくくなることがあります。
保育者が子どもの表情や動きなどをよく観察し、無理のない活動量を設定することが大切です。
食育
- 食事に必要な準備や片付けを自分から行おうとする。
- 食材の色や形、香りなどに興味を持つ。
- 秋の旬の食材に触れ、季節を感じる。
- 食事を作ってくれる人への感謝の気持ちを持つ。
9月は、さつまいも・きのこ・梨・ぶどうなど、秋を感じられる食材を取り入れるのもおすすめです。
5歳児・9月の遊び
9月は、暑さに配慮しながら体を動かす遊びと、秋の自然を楽しむ遊びを取り入れていきましょう。
戸外遊び
- リレー
- 鬼ごっこ
- サーキット遊び
- 縄跳び
- ボール遊び
- ドッジボール
- 自然探し
室内遊び
- ごっこ遊び
- すごろく
- カードゲーム
- パズル
- 製作
- 楽器遊び
- ルールのある集団遊び
5歳児では、子どもたち自身でルールを考えたり、遊び方を工夫したりする経験も大切にしたいですね。
9月の製作アイデア
秋を感じられる製作を取り入れるのもおすすめです。
- とんぼ製作
- ぶどう製作
- きのこ製作
- お月見製作
- 敬老の日のプレゼント
- 秋の自然を使ったコラージュ
- 落ち葉を使った作品
特に5歳児なら、保育者が完成形をすべて決めるのではなく、材料を用意して子ども自身が考えて作る活動にすると、創造性を育てることにつながります。
9月の行事
園によって異なりますが、以下のような行事が考えられます。
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
- 敬老の日
- お月見
- 運動会に向けた活動
- 園外活動
行事を「こなす」のではなく、子どもたちが意味を知り、楽しみながら参加できるようにすることがポイントです。
5歳児・9月の月案で大切にしたいこと
5歳児の9月は、「保育者がやらせる活動」から「子どもたちが考えて進める活動」へ少しずつ移行していくことを意識したい時期です。
特に運動会などの行事では、
「どうしたらもっと楽しくなるかな?」
「みんなで成功するにはどうしたらいいかな?」
「どんなことをやってみたい?」
など、子どもたちに問いかけることで、主体的に考えるきっかけをつくることができます。
また、友だちとの意見の違いが出てくることもあります。
すぐに保育者が答えを出すのではなく、
「○○ちゃんはどう思ったのかな?」
「どうしたら2人とも納得できそう?」
と、一緒に考えることを大切にしていきましょう。
まとめ
今回は、2026年度・5歳児9月の月案について紹介しました。
9月は、夏から秋へと季節が変化する中で、自然に触れたり、友だちと協力したり、行事に向けて活動したりと、さまざまな経験ができる時期です。
5歳児は、これまでの経験を生かして自分で考え、行動する力がさらに育っていきます。
だからこそ、保育者がすべてを決めるのではなく、子どもたちの「やってみたい」「こうしたい」という気持ちを大切にした保育を意識していきたいですね。
月案を作成するときは、今回の文例をそのまま使うだけではなく、現在のクラスの子どもたちの姿に合わせて書き換えることがポイントです。
一人ひとりの姿を思い浮かべながら、9月の保育計画を立てていきましょう。
※月案の内容は、園の年間指導計画・保育方針・子どもの実態などに合わせて調整してください。5歳児9月の月案では、五領域や養護の視点を含めて計画する例が一般的です。


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