はじめに
「子どもを褒めることが大切」とよく言われますが、ただ「すごいね!」「えらいね!」と声をかけるだけで、本当に子どもの成長につながるのでしょうか?
実は、褒め方によっては子どものやる気を下げてしまうこともあります。
この記事では、保育現場で実践できる「褒める保育」の考え方や具体例、注意したいポイントをわかりやすく紹介します。
褒める保育とは?
褒める保育とは、子どもの行動や努力、過程を認め、自己肯定感や意欲を育てる保育です。
「できた・できない」だけを見るのではなく、
- 頑張ったこと
- 工夫したこと
- 挑戦したこと
- 思いやりを見せたこと
などを見つけて言葉にすることが大切です。
子どもは「先生が見てくれている」という安心感を得られ、自信につながります。
なぜ褒めることが大切なの?
① 自己肯定感が育つ
「自分は大切な存在なんだ」
と思える経験が増えることで、自信を持って行動できるようになります。
② 挑戦する気持ちが育つ
失敗を恐れず
「やってみよう!」
と思える子どもになります。
結果ではなく努力を認めることがポイントです。
③ 保育者との信頼関係が深まる
認められる経験が増えるほど、
「先生は自分を見てくれている」
という安心感につながります。
④ 友達への思いやりも育つ
認められて育った子どもは、
友達の良いところにも気付きやすくなります。
温かいクラスづくりにもつながります。
褒める保育で大切な3つのポイント
① 結果ではなく過程を褒める
例えば…
❌「絵が上手だね!」
よりも
⭕「最後まで一生懸命描いたね!」
努力や工夫を認めることで、挑戦する気持ちが育ちます。
② 具体的に伝える
「えらいね」
だけでは何が良かったのかわかりません。
例えば
- 靴を自分で履けたね
- お友達に貸してあげたね
- 最後まで話を聞けたね
など、具体的に伝えましょう。
③ その場ですぐに伝える
良い行動を見つけたら、その場で褒めることが効果的です。
時間が経つと子どもは何を褒められたのか分からなくなってしまいます。
保育ですぐ使える褒め言葉20選
- よく頑張ったね
- 最後までできたね
- 工夫したね
- 挑戦したね
- 優しかったね
- 助かったよ
- よく気付いたね
- 嬉しかったよ
- ありがとう
- 先生も見てたよ
- あきらめなかったね
- 自分で考えたんだね
- とっても集中していたね
- 一歩成長したね
- 丁寧にできたね
- お友達が喜んでいたよ
- 素敵な考えだね
- また挑戦してみよう
- 一緒に頑張れたね
- その笑顔が素敵だね
褒めすぎには注意!
実は褒めすぎにもデメリットがあります。
例えば
- 毎回褒めてもらえないと動けなくなる
- 褒められるためだけに行動する
- 他人と比較するようになる
そのため、
「評価する」のではなく、
「認める」
ことを意識しましょう。
認める言葉の例
- 見ていたよ
- 頑張っていたね
- 困っていた友達を助けていたね
- 自分で考えたんだね
- 最後までやりきったね
評価ではなく、事実を伝えることで子どもの心に届きます。
保護者との連携にも活かそう
降園時に、
「今日はこんなことを頑張っていました。」
と具体的に伝えることで、保護者も家庭で子どもを認めやすくなります。
家庭と園で同じような声かけができると、子どもの安心感もさらに高まります。
まとめ
褒める保育で大切なのは、「すごいね!」をたくさん言うことではありません。
子どもの努力や気持ち、挑戦する姿を見逃さず、具体的に認めることが大切です。
日々の何気ない言葉が、子どもの自己肯定感や「やってみたい!」という意欲を育てます。
一人ひとりの成長に寄り添いながら、その子らしさを認める保育を心がけていきましょう。


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