10月は、どんぐりや落ち葉、コスモス、ハロウィンなど、秋ならではの自然や行事に親しめる季節です。
保育園でも、子どもたちの年齢や発達に合わせて、さまざまな制作活動を楽しみたいですね。
しかし、「10月の制作は何にしよう?」「年齢に合った活動が思いつかない」「簡単に作れて、かわいく飾れる作品が知りたい」と悩む保育士さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、保育園で取り入れやすい10月の制作活動を15選紹介します。
0歳児から5歳児までの年齢別アイデアや、秋の自然を使った制作、ハロウィンの壁面飾りなどをまとめました。
身近な材料でできるアイデアばかりなので、ぜひ日々の保育やクラスの壁面飾りに取り入れてみてくださいね。
10月の制作活動のねらい
10月は、秋の自然や季節の行事に興味を持ち、さまざまな素材や技法に触れる経験を大切にしたい時期です。
制作活動では、次のようなねらいが考えられます。
- 秋の自然や季節の変化に興味を持つ
- 絵の具やクレヨン、紙などの素材に親しむ
- 手指を使って描く、貼る、丸めるなどの動作を楽しむ
- 自分なりに表現する喜びを味わう
- 友だちや保育者と一緒に制作する楽しさを感じる
- 季節の行事に親しみを持つ
子どもの発達や興味に合わせて、無理なく楽しめる活動を選びましょう。
0歳児の10月の制作活動3選
0歳児は、保育者と一緒に素材に触れたり、色の変化を見たりする経験を大切にします。
① 足形で作るハロウィンおばけ
材料
- 画用紙
- 水性絵の具
- 筆やスポンジ
- 目のパーツ
- のり
作り方
- 白い絵の具を足の裏に薄く塗ります。
- 黒やオレンジの画用紙に足形を取ります。
- 乾いたら、保育者が目や口を付けます。
- おばけの形に整えて完成です。
足形をおばけの体に見立てると、かわいらしい作品になります。
成長の記録としても残せるため、保護者に喜ばれやすい制作です。
※絵の具は肌に使用できるものを選び、事前に皮膚への適合を確認しましょう。
② きのこのシール貼り
材料
- きのこの形に切った画用紙
- 丸シール
- クレヨン
作り方
- 保育者がきのこの形に画用紙を切ります。
- 子どもがシールを貼り、模様を付けます。
- 必要に応じて保育者が顔や背景を描きます。
- 壁面に飾って完成です。
シールを貼る動作を通して、指先を使う経験につながります。
シールを口に入れないよう十分に見守り、誤飲の危険がある小さなパーツは使用しないようにしましょう。
③ にじみ絵で作る秋の葉っぱ
材料
- 水性ペン
- 水で湿らせたコーヒーフィルター
- 霧吹き
- 画用紙
作り方
- コーヒーフィルターに保育者が水性ペンで色を付けます。
- 霧吹きで少量の水を吹きかけます。
- 色がにじむ様子を一緒に楽しみます。
- 乾いたら保育者が葉っぱの形に切ります。
赤や黄色、オレンジなどの色が広がる様子を見て、秋らしい色彩に親しめます。
※水やインク、紙類の扱いは子どもの発達に応じて調整し、誤飲や目への接触に注意します。
1歳児の10月の制作活動3選
1歳児は、シール貼りや手形、簡単なスタンプ遊びなど、自分でやってみる楽しさを味わえる活動がおすすめです。
④ スタンプで作るどんぐり
材料
- どんぐり型の画用紙
- 絵の具
- スポンジや丸いスタンプ
- クレヨン
作り方
- どんぐりの形に切った画用紙を用意します。
- スポンジに絵の具を付けます。
- 画用紙にポンポンとスタンプします。
- 乾いたら保育者が顔や模様を描きます。
スタンプの大きさや色を変えると、一人ひとり違った作品になります。
⑤ ちぎり紙で作るさつまいも
材料
- 紫色やピンク色の折り紙
- さつまいも型の画用紙
- のり
作り方
- 折り紙を小さくちぎります。
- さつまいも型の画用紙にのりを付けます。
- ちぎった紙を自由に貼ります。
- 全体に貼れたら完成です。
紙をちぎる、貼るという動作を楽しみながら、秋の食べ物にも親しめます。
紙をちぎることが難しい場合は、保育者が切れ目を入れたり、貼る部分を少しずつ示したりしましょう。
⑥ 手形で作るふくろう
材料
- 画用紙
- 水性絵の具
- のり
- クレヨン
作り方
- 子どもの手形を画用紙に取ります。
- 乾いたら、手形をふくろうの羽に見立てます。
- 保育者が体や目、くちばしを付けます。
- 木や葉っぱを背景に描いて完成です。
子どもの手の大きさによって、表情の違うふくろうができます。
2歳児の10月の制作活動3選
2歳児は、保育者と一緒に作り方を確認しながら、自分で貼る、描く、丸めるなどの工程に挑戦できるようにします。
⑦ 折り紙で作るかぼちゃ
材料
- オレンジ色の折り紙
- 緑色の画用紙
- のり
- クレヨン
作り方
- 折り紙を丸めたり、簡単に折ったりします。
- かぼちゃの形になるように整えます。
- 緑色のへたを貼ります。
- クレヨンで顔を描いて完成です。
折ることが難しい場合は、折り紙を丸めて貼る方法でも楽しめます。
ハロウィンの壁面飾りにもぴったりです。
⑧ たんぽ筆で描くコスモス
材料
- 画用紙
- 絵の具
- スポンジやたんぽ
- クレヨン
作り方
- ピンクや白などの絵の具を用意します。
- スポンジやたんぽに絵の具を付けます。
- 画用紙にスタンプして花びらを表現します。
- 保育者が茎や葉を描いて完成です。
花びらの形にこだわらず、色を付けることやスタンプすることを楽しめるようにしましょう。
⑨ くしゃくしゃ紙で作るりんご
材料
- 赤色や黄色の折り紙
- 画用紙
- のり
作り方
- 折り紙を手でくしゃくしゃに丸めます。
- りんご型の画用紙に貼ります。
- 緑色の葉っぱや茶色のへたを付けます。
- 立体感のあるりんごができたら完成です。
紙を丸める感触や、平らな紙が立体的になる面白さを味わえる活動です。
3歳児の10月の制作活動2選
3歳児は、自分のイメージを膨らませながら、複数の工程に取り組む制作がおすすめです。
⑩ はじき絵で作る秋の葉っぱ
材料
- 画用紙
- クレヨン
- 絵の具
- 筆
作り方
- 画用紙にクレヨンで葉っぱの模様を描きます。
- その上から薄めた絵の具を塗ります。
- クレヨンを塗った部分がはじく様子を楽しみます。
- 乾かして完成です。
クレヨンと絵の具の性質の違いを感じられる制作です。
赤や黄色、茶色などを使うと、秋らしい作品になります。
⑪ 紙皿で作るハロウィンリース
材料
- 紙皿
- 折り紙
- のり
- クレヨン
- 毛糸やリボン
作り方
- 紙皿の中央を保育者がくり抜きます。
- オレンジや黒、紫色の折り紙をちぎります。
- 紙皿の周りに貼ります。
- かぼちゃやおばけの絵を貼り、飾り付けます。
- 毛糸などを付けて完成です。
色の組み合わせや飾り方を自分で考えることで、表現する楽しさにつながります。
4歳児の10月の制作活動2選
4歳児は、見本を参考にしながらも、自分なりの工夫や友だちとのアイデアの共有を楽しめるようにします。
⑫ 画用紙で作る立体どんぐり
材料
- 茶色やベージュの画用紙
- はさみ
- のり
- クレヨン
作り方
- 画用紙を細長い形に切ります。
- 輪になるように端を貼り合わせます。
- 複数の輪を組み合わせて、どんぐりの立体的な体を作ります。
- かさや顔を付けて完成です。
立体的な形を作ることで、平面の制作とは違った面白さを感じられます。
はさみの扱いに慣れていない子には、切る部分をあらかじめ示すなど、安全に配慮しましょう。
⑬ 絵の具で描く秋の森
材料
- 大きな画用紙
- 絵の具
- 筆
- スポンジ
- クレヨン
作り方
- 大きな画用紙に木の幹を描きます。
- スポンジや筆で赤、黄色、オレンジの葉を表現します。
- どんぐりやきのこ、小動物などを描き加えます。
- クラスのみんなで一つの作品に仕上げます。
共同制作にすることで、友だちと協力して作る楽しさを味わえます。
完成した作品を保育室に飾り、秋の森をみんなで楽しみましょう。
5歳児の10月の制作活動2選
5歳児は、作り方を自分で考えたり、細かな工程に挑戦したりする活動を取り入れてみましょう。
⑭ 紙コップで作るハロウィンランタン風飾り
材料
- 紙コップ
- 透明なカラーセロハン
- 黒色の画用紙
- のり
- はさみ
作り方
- 紙コップに窓のような形を作ります。
- 内側からカラーセロハンを貼ります。
- 黒い画用紙でかぼちゃやおばけの顔を作ります。
- 紙コップに貼り付けて完成です。
光を通す素材の特徴を楽しめる制作です。
※実際に光らせる場合は、火を使わず、安全な電池式ライトを大人が管理して使用しましょう。
⑮ 自然物を使った秋のコラージュ
材料
- 落ち葉
- 木の枝
- どんぐり
- 画用紙
- のり
作り方
- 散歩などで見つけた落ち葉や枝を集めます。
- 画用紙の上に素材を並べます。
- 動物や風景など、自分のイメージに合わせて貼ります。
- クレヨンで絵を描き足して完成です。
同じ材料でも、子どもによって作品の仕上がりが変わるのが魅力です。
自然物は事前に状態を確認し、虫や汚れ、誤飲、鋭い部分などに注意して使用しましょう。
10月の制作活動を成功させるポイント
1. 年齢や発達に合った工程にする
同じテーマでも、年齢によって制作方法を変えることが大切です。
例えば、どんぐりの制作なら、0歳児は足形、1歳児はスタンプ、2歳児はシール貼り、3歳児以上は描画や立体制作などに発展させられます。
子どもが「自分でできた」と感じられる工程を用意しましょう。
2. 完成度よりも過程を大切にする
制作活動では、見本と同じ作品を作ることだけが目的ではありません。
色を選ぶ、素材に触れる、自分なりに表現するなど、制作の過程そのものに意味があります。
「上手にできたね」だけでなく、「いろいろな色を使ったんだね」「自分で貼る場所を決めたんだね」と、子どもの工夫や取り組みを認める声かけを意識しましょう。
3. 身近な材料を活用する
制作活動に特別な材料をたくさん用意する必要はありません。
- 画用紙
- 折り紙
- 紙皿
- 紙コップ
- クレヨン
- 絵の具
- スポンジ
- 丸シール
- トイレットペーパーの芯
こうした身近な材料でも、工夫次第で季節感のある作品を作れます。
材料を準備する際は、子どもの年齢に応じた安全性や衛生面を確認しましょう。
4. 秋の自然に触れる経験とつなげる
散歩で見つけた葉っぱや木の実を観察してから制作すると、子どもの興味が広がります。
「葉っぱの色が変わってきたね」「どんぐりはどこに隠れているかな?」など、自然への気づきを促す言葉をかけてみましょう。
ただし、拾った自然物は口に入れたり、投げたりしないように約束を確認し、安全に取り扱います。
まとめ|10月は秋を感じる制作活動を楽しもう!
10月は、どんぐりや落ち葉、きのこ、コスモス、ハロウィンなど、さまざまなテーマで制作活動を楽しめる季節です。
今回紹介した15のアイデアは、身近な材料を使いながら、子どもの年齢や発達に合わせて取り入れられるものばかりです。
制作活動を計画する際は、次のポイントを意識してみましょう。
- 年齢や発達に合わせて工程を工夫する
- 子どもの自由な発想を大切にする
- 身近な材料を活用する
- 秋の自然や季節の行事とつなげる
- 安全面に配慮しながら、作る過程を楽しむ
ぜひ、子どもたちと一緒に秋を感じながら、楽しい制作活動に取り組んでみてくださいね。


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